【男性避妊】パイプカット手術を受けてみた!
2017年4月、30代後半になったことを受け、1つの決断をしました。それは、男性避妊の「パイプカット」をすることです。「パイプカット」をするにあたって、コンドームを使い続けることの費用対効果や「ピル」の服用といった方法も考えました。
■パイプカットにした理由
★望まない妊娠を避け、夫婦生活を最大限に楽しむため
避妊と聞くと、男性側では「コンドーム」、女性では「ピル」が一般的かと思いますが、個人的には「薬」への抵抗がありました。望まない妊娠をしてしまった時の中絶費用は、大体20万円と女性の身体と心に与える影響を考えると、お金では解決できない傷跡を残すことになります。このことにより、命を育む女性の体を守るのは、男性が避妊の責任を負う事が必須だと考えました。
■避妊方法の費用対効果
| コンドーム | ピル | コンドーム | |
|---|---|---|---|
| 費用 | 1ヶ月:約2,000円 1年:約24,000円 | 1ヶ月:約10,000円 ※1回1錠1,000円×10回 1年:約120,000円 | 1回:90,000円 |
避妊失敗率
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約20%
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不明
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約2%
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男性側で代表的な避妊方法は「コンドーム」だと思います。まずは、費用面どんなに薄手のコンドームをして、夫婦生活をしたとしても正直「感度」は確実に弱いことです。さらに、薄手であるが故に、破れてたり外れてしまったりするリスクがあるので、避妊失敗率は約20%程度とのこと。
そして、男性用「ピル」の服用については、1回1錠1,000円程度の費用が掛かることに加え、精子に影響を与えるので、男性ホルモンなどの体への負担と副作用の大きさも正直分からなかったので、検討のテーブルからは外しました。
以上のことから、パイプカットが費用対効果が一番高いと判断しました。
■病院の決めて
病院の探し方は、インターネットを利用しての検索で行ないました。そして、ポイントとしたのが以下の3つです。
・費用が掲載されているか。
・パイプカット手術に関する情報内容は分かり易いか。
・術後の追跡調査が掲載されているか。
以上の内容から、東京都内の10病院程度の候補から、私は板橋区にある「秀クリニック」に決めました。
★秀クリニックURL
http://hclinic.main.jp/vasectomy.html
http://hclinic.main.jp/vasectomy.html
■手術前の準備
手術前の準備としては、一番大切なのは夫婦または大切な方との合意形成です。双方で今後のライフプランについての確認を行ない、お互いでやろうと決めることが大事です。
1.手術の予約
「秀クリニック」は、土曜日も手術を受け付けてくれるので、会社員としてはすごく助かりました。カレンダーで予約可能日を調べた上で、HPに掲載されているメールアドレスに連絡を入れると、院長から連絡が来ます。 ※早ければ当日中に連絡がきます。
返信されてきたメールに、カルテ作成に必要な情報(氏名・住所・家族構成など)の依頼があるので、返信すると予約完了です!
2.手術承諾書の準備
手術承諾書は、「パイプカット」をすることで、絶対避妊ができるわけではないこと、術後に妊娠してしまった際の免責事項がへの承諾になりますが、依頼者が不利益になることはありません。
■手術当日の準備
当日は、手術開始が12:30だったので、ちょっと遅くまで朝寝坊を楽しみ、軽く朝食を食べシャワーを浴びました。やはり少しでもきれいな状態にして、担当医に迷惑がかからないようにしないと!(笑) ※服装については、下半身はスウェットにしました。
個人的には、止血完了までに5時間程度かかるので、大きい方のトイレは確実に済ませていくことをお勧めします。行けない訳じゃないんですが、止血テーピングが尻をクロスする形になり、早めに剥がそうとすると、ちょっと痛いので、直ぐに剥がせず間に合わなく可能性もあるので・・・。
病院へは、私は車で向かいましたが、公共交通機関でも問題ありません。
12:15頃に秀クリニックに到着し、受付を済ませて、呼ばれるまでドキドキしながら待合室で待機してました。一般診療の受け付け時間は終わっていたので、待合室には会計待ちの方が数名いらっしゃったぐらいでした。
受け付け後10分ぐらいで、診察室に呼ばれ体調確認と手術方法の説明がありました。説明も模型を使って分かりやすく説明してくれるので、手術の安全性は良く分かりました。
■手術内容
詳細な手術方法は、HPを参照して頂ければと思いますが、簡単に言えば、精管を切って切り口を縛り、精巣に繋がる管の方を皮膜の外に出す形になります。理由としては、管を切り縛っただけだと、管から漏れた精子がもう一方の管に入り射精時に混入する可能性があるとのことで、「秀クリニック」では先述の方法をとっています。
■手術中の痛み
手術の時間は、片方15分ぐらいです。最初に触診で消毒施した後、触診で精管の位置と太さを確認されます。その時、我が息子はブラブラしないようにテープで固定されている状態です。その後、局部麻酔(切開部分に注射)を打つので、その瞬間は「(>_<)」っとなりますが、数秒で麻酔が効いてくることで、痛みは消えていきます。痛みを感じるのはこの瞬間ぐらいですが、精管を引っ張り出す際に、軽く違和感(引っ張り出される感覚)があります。手術では、出血も少ない(ちょっと鼻血が出た程度)なので、縫うサイズも小さく絆創膏で押さえられるので、すぐに動けます。
■術後の経過
○当日
手術自体は、30~40分程度で終わりますので、14:00前に病院を後にできます。ただ、手術とテーピングの違和感で、あまり早く歩くことはできないので、車で来て良かったと思いました。※麻酔後、車を1時間程度運転しましたが、気分が悪くなることもなく、お気に入りの音楽を聴きながらノリノリで帰りました。
テーピングは当日の18:00ぐらいに外しましたが、剥がす時に消毒液とガーゼがくっついており、かなり痛みと戦いながら剥がしました。(ある意味この時が一番痛かった)その後、普通にシャワーを浴び、消毒液を洗い流しました。
○2~3日目
食事・運動ともに問題なくできますが、手術で縛った箇所がしこりのように固くなるので、股間周辺はちょっと用心しながら生活してました。
○1週間
射精可能期に入ったので、とりあえずマスターベーションでどうなるかを試してみました。この時は、まだ違和感があったので、フリーザ様のようにMAXパワーの半分で
術後最初の射精を宇宙の塵にしてやりました・・・。
○2週間
このぐらいなると、縫った糸も自然と外れるので、違和感もほぼなくなります。なので、不完全燃焼だった2週間分を取り返すかのごとく、射精量もかなり大量でした。
ただ、この時期の射精液にはまだ精子が含まれているので、夫婦生活を営む時は、コンドームの着用をお忘れなく!
■パイプカットの個人的想定外のメリット
○夫婦生活後に疲れにくくなった。
30代後半に入って、夫婦生活後の翌朝はかなり疲労感があったのに、最近は疲労感が減少した気がする。

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