ついに人材会社が技術者育成を始めた!


ついに人材会社が技術者育成を始めた!

本日の日本経済新聞に、「人手不足で技術者育成」という記事が掲載されていた。確かにIT業界は、建設業にも負けないぐらい慢性的な人材不足に苛まれている・・・。そこで、日本経済新聞の記事と各社のホームページなどをもとに、人材各社の技術者育成モデルを比較してみた!!

大まかに比較してみると、収益モデルは「人材紹介」の紹介手数料と「人材派遣」の派遣料の2パターンに大別できる。
 次に、労働力を提供する人材側のメリットだが、技術特化型なら「テンプスタッフ、ウィル、パソナ」になり、汎用技術型なら「旭化成アミダス」ということになる。選ぶポイントとして、先述の部分と今後の技術動向を考慮する必要があるが、IT業界にこれから飛び込みたいと考えている人には、汎用技術型の「旭化成アミダス」、ある程度の経験や明確なキャリアプランがある人は技術特化型の3社になるだろう。
 それから、受入側の企業としては、今後の労働者派遣法改正を視野に、人材を活用したい期間で考える必要がある。例えば、短期的なプロジェクトでの人材不足を補う目的なのか、長期的な人材育成と正社員化を踏まえるのかで、人材各社の得意不得意が変わってくる。ただ、ポイントとしてパソナが「正社員」として採用した人材を派遣することに注目する必要がある。労働者派遣法改正によって、特定派遣・一般派遣に関わらず有期雇用の社員を派遣する場合は、3年までの上限になってしまうので、3年以上の長期に亘って人材派遣を希望する場合は、パソナがやっている「正社員」として派遣してもらう必要がある・・・。

 以上を踏まえて、人材各社のサービスは似て非なるものなので、労働力を提供する方々、企業側の労働者派遣担当者は、最善の注意が必要である。

 個人的な見解では、「旭化成アミダス」は、10年以上もこのサービスを続けているので、他の各社よりは人材育成やキャリア支援といった部分でもノウハウは蓄積されている可能性がある。また、スタッフ支援と企業担当者が同じ(一元管理)しているので、企業の情報をストレートにスタッフへ伝達することができ、スタッフからの要望も企業へ伝わるので、両者にとってのメリットは大きいのではないか。もし、この状況で一元管理者がITエンジニアの出身だったら、さらに濃度の高いサービスが提供できているのではないだろうか。

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